中村 智 中村 智 (サトルン)
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hitoisの思想と夢を語ってみる

2017-05-12 14:09:23 UTC
カテゴリ : hitois

hitois(ヒトイス)を語る前に、ブログとSNSの歴史について少し振り返りたい。かつてブログ全盛の時代があった。この時、人々は既存のメディアではなく、大衆の中から情報が湧き上がってくるという、人類史上ない経験に興奮した。しかし、ブログが匿名で作られることが多く、ブログへのコメントも匿名だったために、あちらこちらで荒らしと呼ばれる行為が横行し、利用者は辟易としていた。

SNSが現れたのはそんな混乱の時代。実名で知っているものだけで小さなコミュニティを作り、外部に情報を出さないSNSは、ブログに疲れた人々を容易に取り込み、発展した。だが僕はこの時とてつもない大きな危機感を抱いた。ブログで生まれた精神、ネットには人種や国境の隔たりがなく、情報を発信すれば瞬く間もなく世界中に情報が流れる、内容によっては1日で有名人になれる、そういうものが失われるのではないかと思ったのだ。

確かにSNSは拡散という手段をとって、情報をより多くの人に届ける。しかしそれは繋がりのある人をたどって広がるため、広がり方は偏りがある。googleがアクセスできるところに情報を公開すれば、知らない人でも、一切関わりのない人でもアクセスすることができる。それがオープンなネットだ。SNSもオープンにすれば良いのだが、クローズにすることで利があるようで、現代のSNSのほとんどはクローズだ。

このままではいけないと思った。インターネットに分断は似合わない。ようやく人類が手に入れた、国境や人種の壁のない世界に、SNSは壁を作ってしまったのだ。かつてのように、魅力的な記事を書けば多くの人がアクセスして、筆者を有名人にしてしまうような夢の世界は失われてしまった。

かつてのようにという言葉を使った。そう、かつては荒れてはいたけど良い時代があったのだ。その時代を取り戻そうとは言わない。時代には意味がる。何かが間違っていたから、時代が変わったのだ。その何かとは、記事を書く人、コメントを寄せる人の素性がわからなかったこと。失うものがなければ人はどんなにもひどい人間になれる。それがブログに混乱をもたらした。だから人々はとじこもってでも安全なSNSに飛びついたのだ。

SNSが全盛になってからのWebの進化速度は、ブログが全盛だった頃に比べて遅くなったと思わないかい? 優れたアイデアはより多くの人の前に出されて育つというものだ。

ブログの時代になかったもの、そしてSNSが教えてくれた権威づけ。これが再びオープンなWebの時代に進ませてくれないかと考えた。人は自分を表すサイトを持ち、Webサービスを利用する際に自分のサービスと紐づける仕組みを作れば、他のサービスで誹謗中傷するようなことはできなくなる。そう、自分のサイトが大事だから、サイトを傷つけないように意識するだろう。しかしこの概念は自分を縛り付けるため、それだけでは利用してもらえない。このサイトが大きな権威を持ち、持ち主であるユーザーがネットのどこかで発言した時、権威のおかげで人々に支持され、信用されるようになる。普段から自分の長所や考え方、普段の日記、進行しているプロジェクトや、音楽やアプリや画像といった作品を公開することで、自分のサイトが権威を持ち、そのサイトの持ち主であるとして発言すれば、多くの人に賛同してもらえる。実はこれがhitoisの根幹なのである。

実はhitoisが何のジャンルになるのか自分でも理解できていなかった。ただ、多くの外部サービスとつながって、どのサービスを利用しても、利用者がhitoisユーザーであり、プロフィールやこれまでの活動がわかるようにしたいという夢があり、そこを追求することによって、hitoisは個人のポータルサイトを構築するサービスだと気がついた。hitoisのジャンルはセルフ・ポータル・サイト・ビルダー(SPSB)だ。全く新しいジャンルだと言える。

実際どのようにポータルなのかというと、hitoisの外部にブログを持つ場合、プロフィールにそのブログを登録すると、最新記事がポータルサイト上に表示され、また、記事投稿をhitoisのアクティビティとして、アクティビティ一覧やタイムラインに掲載される。今後は外部ブログへのコメントもアクティビティとしてポータルサイトに掲載できるようにしていきたい。

TwitterやFacebookとも不完全ながら連携している。簡単な設定だけでhitoisへの投稿を、TwitterやFacebookのタイムラインに乗せられる。今後はそれらへのコメントもhitoisからできるようにしたいと考えている。

そして将来、クラウドファンディングやクラウドソーシングにもhitoisの権威サイトを生かした提携ができないか模索している。多くのサービスと繋がり、ネット上に投影された人物の人柄が色々なシーンで活躍するのが楽しみだ。

個人のポータルサイトということで、単に入り口としての役割を持つだけでなく、様々な機能も持っている。ブログを書いたり、ちょっとさえずったり、掲示板を書いてみたり、連載記事を書いたり、進行中のプロジェクト用のサイトを作ったり、グループを作ったり、音楽や著書といった作品を紹介したり、詳細なプロフィールを書いてみたり、ファンレターを募集したり、まだまだある様々な機能を駆使して権威を上げることができる。hitoisにはひとのなりを表現する様々な属性が準備されているのだ。

夢は多くの人に認知され、理解されること。本名でなくても良いから、ネット上に分身を作り、様々なサービスで活躍する時、ポータルサイトがあるおかげで信じてもらい、また、ユーザーがhitois以外のサービスで何かした時、hitoisでフォローしている人がいち早くそのアクティビティを見つけ、捕捉できるようになる時代を夢見ている。

この夢の実現は極めて難しい。なぜなら、夢が現実味を帯びてきたら、とても面白く、斬新なサービスになる。だが、夢半ばでは面白くないのだ。そこがこのサービスの難しさ。どうかみなさんこの夢に賛同し、全く新しいWebの世界を夢見ませんか?

コメント

profile thumbnail ひこたん
2017-05-13 08:00:19 UTC

そうですね。
フェイスブックがオワコンと言うか陳腐な物になろうとしている今、サトルンさんの純粋な発想は逆に斬新で良いかも知れません!
d(^O^)

profile thumbnail サトルン
2017-05-13 10:56:44 UTC

はっはっは。いやー、こういう記事はリツイートしてもらえると嬉しいですね。自然とリツイートされる記事を書けって言われればそれまでですが。

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